グローバル化の波の中で
~異文化コミュニケーションで大事なものって?~
こんにちは、グロービス村尾です。
先日のファーストリテーリング、楽天の英語公用語化の
ニュースを受けて、最近、グロービスの学生の皆さんの間でも、
グローバルビジネスの話がよく話題に上るようになりました。
学生の皆さんの中には、すでに英語が公用語の外資系企業で
働かれていらっしゃる方も多く、
関心の中心は、英語ができるかどうか、もさることながら、
グローバル、つまり異文化が前提の環境における
ビジネスコミュニケーションの難所、という部分にあるようです。
企業のグローバル化が進むにつれて、この「異文化コミュニケーション」
が必要とされる場面に遭遇する確率もぐっと増えているようで、
実際に聞いた中に、以下のような、笑えるけど笑えない話がありました。
それは電話会議での出来事。
日本チームは電話会議システムの前で、必死で英語のプレゼンを
聞きとっていたところ、10分ぐらいしたところで、
電話会議のアメリカチームの相手が「Are you there?」と言って、
いきなり怒りだしてしまったということ。
日本チームは、必死で聞いていたのに、なぜ相手がいきなり
怒り出してしまったのか、皆目見当がつかなかったそうです。
電話会議のプレゼンであっても、プレゼン中に聞き返したり、
質問をしたりと何らかの反応を見せることに慣れている
アメリカチームは、日本チームのあまりにもの無反応に驚いて、
この発言になってしまったようでした。
この事件以降、日本チームは、相手のプレゼン中でも、
定期的に、わかっているけど敢えて質問する、などの工夫を
するようになったということです。
さらに、グローバルチームでプロジェクトをする場合は、
コミュニケーションスタイルにも大きく差が出るようで、
周囲の状況や人間関係に大事な情報が埋め込まれ、
「前後の文脈を読むこと」が前提となる日本のコミュニケーションに対し、
欧米はその正反対で、「発した言葉が全て」で、論理的飛躍を好みません。
実際に、こんな話もあります。
アメリカ人の上司にある案件を頼まれて、できない、
ということを伝えるために「It's difficult.」と表現をすると、
「Enjoy your challenge!」と笑ってアメリカ人上司が出ていった。
それで断ったと思っていたら、翌週同じ案件についてまた報告を求められ、
そこで初めて、その話が続いていたことを知り、青くなった。
・・・という、こうなるともうネタとしか言えない(笑)経験を
されていた学生の方がいらっしゃいました。
グローバル化の波が押し寄せている昨今、英語力以上に必要なのは、
異文化コミュニケーションの前提となる「論理思考力」と「異文化理解力」、
そして何より「自分の文化の理解」なのかもしれませんね。
もっとも私の中では、「異文化コミュニケーション」という言葉で
真っ先に思い出すのは、宇宙人が関西弁で
「異文化コミュニケーションちゅうの、やっぱりええと思うねんな」
と言っている某英会話学校のCMですが・・・(笑)
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